No.59 生きたデュルケームを求めて
日本では政治や行政との関わりのなかで、公文書のあり方があらためて議論となったことは記憶に新しいが、フランスには国レベルでの国立公文書...
日本では政治や行政との関わりのなかで、公文書のあり方があらためて議論となったことは記憶に新しいが、フランスには国レベルでの国立公文書...
「La Fête des Voisins」あるいは「Neighbours’ Day」(総じて通称、隣人祭り)という取り組みを、ご存知だ...
高学歴者といえば、低学歴者層に比べて優位にいることを比較されることが多く、彼らの就業状況やエートスについて研究されることは少ない。し...
ラオスのヴァンヴィエンは、近年、旅行者の数が増加しており、町にはレストラン、ホテル、ゲストハウスが数多く立ち並んでいる。周辺は自然に...
今日、私たちの道徳意識がますます低下しているのではないだろうか。 政権は選挙をにらんで、社会保障給付費の負担増への対応を先送りしてい...
基盤研究(B)「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か――デュルケーム社会学を事例として」(課題番号:15H03409、研究代表...
1990年代以降、人文・社会科学の研究に於いて、「社会現象・社会問題を分析する際、最早、社会的カテゴリーや社会集団に注目しても無益で...
10年ほど前、事物についての観念は社会学界の重要な「賭金(enjeu)」であった。本質主義と構築主義の論争である。この論争が決着する...
クラ交易の取引開始の際の儀礼。古代ゲルマン法での担保物引渡しの儀礼。マルセル・モース『贈与論』(1923~24年)において、未開人・...
定年も間近になり、自分なりの社会学、大げさなら社会理解をまとめているが、その過程で「権威体」という概念を作ってみた。ヒントはカール・ポラ...
最近、気になっていることがあります。それは、今後の日本社会における人口減少が学問の継承にどのような影響をもたらすのだろうかということ...
「マヌーシュというフランスのジプシーの研究をしています。」このようにわたしが自分の研究を紹介するとき、日本ではたいていの場合、「ジプシー...
2016年6月、フランス北部、ノール=パ・ド・カレー地域を訪問した。この地では18世紀末より石炭採掘が始まり、19世紀半ばから1990年...
デュルケームの諸著作の翻訳に関して、日本は世界でも指折りの刊行点数を誇っているが、トルコもまたデュルケームの「翻訳大国」であることは、あ...
指導教官の影響もあり、大学院時代はプラグマティズムの解読に取り組んでいた。当 時、社会人からの出戻りで知識に飢えており、遅ればせながら始...